2012年2月20日 06:30 / カテゴリ:[ 日記 ]
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彼女との出会いは卒業制作を追えた冬のことでした。
私は美術大学の洋風画を選考しています。
そしてその学科は毎年、市の公民館を貸しきって生徒たちの作品を一般の人たちにも見てもらう活動をしています。
またその活動は美術のコレクターや画商の人たちに自分を売り込む絶好の機会となります。
なのでこれから、その道に進む人にとってはとても大事な時期なのです。
私はといいますと、これからのどのような道に進みたいのかを迷っていました。
絵を描く事は好きではありますが、それを仕事にするとなると話は別になります。
私にとって絵とは自分を表す一種の方法であり、絵を仕事にしたいとは思っていませんでした。
彼女に出会うまで……彼女は画商をしていて私の絵をとても気に入って自分の画廊に置きたいということでした。
私たちにとってはそれはとても名誉なことなのですが、私にとっては『?』という感じでした。
何で私の絵が売れたのかがいまいち分かっていませんでした。
そんな私に彼女は「自分の絵を気に入ってもらえたのに何で浮かない顔なの?」と言われました。
私は「自分は別に絵描きになりたいわけではなかった」とそっけなく答えました。
その答えに彼女はほうけにとられた顔をして私にいろいろな質問をしました。
私の回答に彼女は毎回楽しんでいました。
それが私と彼女のややこしい出来事の始まりでした。
そしてすべてが片付いた今、彼女に私のこれからどうしたらいいのかを聞いてみました。
彼女は「あなたのやりたいようにやりなさい。
私はいつでもあなたの味方だから」と言うことでした。
好きなようにやる、それが一番難しいことですがね……
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